けんしょう?
社会運動家 平塚らいてう(1886-1971)さんの自伝を読んでいて、
気になった出来事がありました。
それは、らいてうさんが自分を追い求めていた学生時代に、
禅門の坐禅修行から「見性」を許されたという内容です。
見性とは、修行者がついに到達し得られる悟りだそうです。
初めて聞いた言葉だったので、興味が湧いてきました。
らいてうさんの言葉では、
見性とは180度の心的革命、第2の誕生だったそうです。
第2の誕生は、自分自身の努力による、内観を通して、
意識の最下層の深みから生まれ出た真実の自分、本当の自分だったそうです。
「意識の深いところにある真実の自分」ってどんなものでしょうね。
まわりの生活環境に影響を受けた自分があり、
そのもっと奥の方に本来の自分がまだいるということでしょうか。
考えているだけでおもしろいです。