心の深層?
エーリッヒ・ノイマン著 「女性の深層」という
本を読みました。
おもしろい本でした。
著者は、医師であり・分析心理学者だった方です。
内容は、
「男性の中にも女性的なものが存在し、
女性の中にも男性的なものが存在することを示したのは
ユングである。
著者はこの知見をさらに深め、
女性的なもの、母性的なものが個人、集団、文化の中で
果たす役割を追究する。」
(「本書について」より)
というものです。
この本によると
人の心の中には、意識(父権的意識)と無意識(母権的意識)があって、
文明が発達すると、意識ばかりが発達して、
神経症や自己疎外をもたらし、心の創造を損なうことがあるそうです。
もう一度、無意識との結びつきを取り戻すことが重要で、
無意識を通した意識から
今までと違った考えが浮かぶそうです。
(個人的な解釈です。)
詳しくは本に書いてありますが、
おもしろい発想でした。
私が思ったのは、理論(意識)と直感(無意識)。
直感で思いついたことを、深く追求していく感覚なのかなと
思いました。
そのほうが、得意なことを伸ばせて
自分に自信が持てるような気がします。