心筋症のニュース

先日、
「慶応大の研究チームが
 心臓病「肥大性心筋症」を悪化させる
 物質を特定した。」
というニュースが出ていました。
そのニュースによると、
特定された物質は
エンドセリン1というホルモンで
それを患者さんの心臓のips細胞(心筋細胞)に加えると
細胞の構造の乱れが悪化するとの事でした。
ニュースの内容で私が気になったのは、
エンドセリン1というホルモンを加える前の
心臓の細胞の状態です。
肥大型心筋症患者さんの心筋細胞は
もともと構造の乱れがあり、細胞の収縮が
確認されたということでした。
細胞の構造の乱れ=歪み=身体の歪み
という事を考えてしまいます。
身体の歪みが大きい場合
その周辺の血管やリンパ管の
組織も歪んでいて、
流れがスムーズではありません。
身体の一部分で
細胞の構造の乱れ=歪みがあり、
それが修復できずに長期化していくと
身体の働きに異常が生じることに
なるのでしょうか。
私の考える整体のもつ意味は
身体の歪みを整えて
血管やリンパ管などの流れを改善して
細胞の働きや修復力を高める事だと
思っています。
今回のニュースは
医学的に考えれば
エンドセリン1というホルモンを
構造の乱れた心筋細胞に
近づけない薬の開発
という事だと思います。
整体的に考えると
心筋細胞やまわりの組織の働きを高めて
肥大の抑制と
ホルモンの正常な流れを促す
という視点になると思います。