意識よりも下?
「共感覚」って知っていますか。
ものを食べると、指先に形を感じる、
音を聴くと、色が見える等々・・・・
10万人に一人、このような共感覚を持つ方がいるそうです。
脳はまったく正常に機能しているのに
なぜこのようなことがあるのか?
そんな共感覚者の謎を研究した神経科学者リチャード・E・シトーウィックさんが
著書に記録した結論がとても興味深い推測でした。
次のような感じです。
「共感覚は、実際は私たちがだれでももっている正常な脳機能なのだが、
その働きが意識にのぼる人が一握りしかいないのだ、と私は考えている。
(略)脳のプロセスの大部分が意識よりも下のレベルで働いていることに
関係する。
共感覚者は共感覚のとき、通常は意識にのぼらないプロセスが意識に
対してむきだしになるので、自分に共感覚があることを知るのだが、
ほかの私たちはそれを知らないのだ。」
これが本当だったら、私たちが意識できない能力はどれほどあるのでしょうか。
ふと良い考えが浮かんだり、感が鋭いなどはこのような事なのでしょうか。
人は本来、もっと閃きや直感がたくさんあるものなのかもしれません。
まわりの情報は参考程度にして、自分を信じてチャレンジしていくことが
心も身体も健康でいられることなのかもしれません。