秘境から
先日、本屋さんで目に留まった本がありました。
「秘境ブータン」 中尾佐助 著です。
「1958年に単身ブータン入りした探検家が、ヒマラヤにひっそり
佇む古代的な小王国の自然と社会と文化を日本にはじめて
紹介した。
山ヒルの襲いかかる密林の道、ブータン・ヒマラヤの氷蝕地形、
高山に咲く青いケシの花、チベット遊牧民の名残の風俗。
百数十点の貴重な写真とともに臨場感あふれる筆致で描く。」
(裏表紙解説より)
ブータンも今では近代化が進んでいるそうですが、この時代は
ほとんど知られていない国だったそうです。
中尾さんは、入国するのにも手を尽くしたようです。
探求心というのでしょうか。
強い思いがあったからこそ実現した旅だったのでしょうか。
参考になりそうです。
そんなところをポイントに探ってみたいと思い、読み始めました。
以前「澄み透った闇」 十文字美信 著 という本を読んで
感銘を受けたことを思い出します。
やはり著者がタイ・ビルマ・ラオスの国境地帯の住む山岳少数民族を訪ねた
旅行記でした。
筆者が旅行記を通して辿り着いたもの、それは
誰もが心の奥底に持っている「大切なもの」。
私見ですが、そんなことを感じた本でした。
「秘境ブータン」は何を教えてくれるでしょうか。